Crosshandgrip

FROM:アオイ

札幌の自宅より、、、


「もし生まれ変わったら
パターだけはクロスハンドにしたい」

と言ったのは帝王と呼ばれたジャック・ニクラス。

それくらい、クロスハンドは
ストロークが安定しやすいという意味です。

一般的なパッティンググリップは左手が上ですが、
クロスハンドは右手が上です。

クロスハンドのメリットは

・フェース面が安定し、方向が安定する

・手首が固定されてプレッシャーに強くなる

・両肩が地面と平行になり、
 スクエアなアドレスをしやすい

など、、、他にも多数のメリットがあります。

もしあなたがパットの調子が悪いと
悩んでいるなら、試してみる価値は十分にあります。


ということで、今日は
「クロスハンドグリップのメリットと注意点」
をシェアします。


■クロスハンドのメリット

(1)両肩が地面と平行になりスクエアなアドレスをしやすい

通常のグリップの場合、右手が下になります。

グリップ位置が左側にあり
さらに右手が下になるため、右肩が下がりやすくなります。

右肩が低くなるので
体の軸が右に傾きやすくなります。

肩が傾くので、頭が傾きやすくなります。

頭が傾くと平衡感覚が狂いやすく
スクエアなアドレスをしにくくなります。

クロスハンドグリップの場合は
右手が上になるので、地面に対して
両肩を平行にしやすくなります。

肩と地面が平行なので、平衡感覚が狂うこともなく
スクエアにアドレスをしやすくなります。


(2)手首が固定されてプレッシャーに強くなる

クロスハンドグリップは手首が固定されます。

手首や指先の小さな筋肉を使いにくくなります。

「コレを入れれば、ベスト更新!」

「コレを入れれば、バーディー!」

というような緊張する場面になると
小さな筋肉は敏感に反応します。

パンチがはいったり、インパクトで緩むという
原因になります。

手首を固定すると、背中や肩の大きな筋肉を使って
ストロークができます。

背中や肩の大きな筋肉は
プレッシャーの影響を受けにくいです。

そのため、プレッシャーのかかる場面でも
いつもと同じストロークができるのです。



(3)フェース面が安定し、方向が安定する

手首が固定されるので、
フェース面が安定します。

パットの方向性を決めるのは
ストローク軌道よりも
フェースの向きです。

フェース面が安定するので
方向性が安定します。



■クロスハンドの注意点

クロスハンドと言っても
様々なタイプがあります。

・右手の人差指を左手の小指の上に乗せる

・左手の小指を右手の人差指の上に乗せる

・右手と左手を離してグリップする

などなど。

両手の間隔を離すほど
フェース面が安定し、機械的に打てる傾向があります。

フェーリングを重視するか?

毎回、機械的に打ちたいのか?

どちらを重視するかで
グリップは自由に選んでokです。



 * * *

クロスハンドについてご紹介しました。

ゴルフ歴が長い方でも
試した経験が無い方も多いでしょう。

今のパッティングに満足しているなら
そのままで全く問題ありません。

パットはスコアアップのカギです。

もしあなたが

「パットの方向性が安定しない」

「緊張するとパンチがはいったり、インパクトで緩む」

と悩んでいるなら、試す価値は十分にありますよ。



■追伸

パットのグリップを変えると
距離感なども大きくかわります。

まずは練習場で試して下さい。

クロスハンドは実際にラウンドで使わなくても良いですが
練習場で試す価値はあります。

クロスハンドは「手首を固定するとストロークが安定する」
を体験するためにも良い練習ドリルです。

お試し下さい。