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FROM:アオイ

札幌の自宅より、、、

「山ほどのゴルファーを見てきたが、
 クラブを遅く振りすぎる者はいなかった。
 しかし、ミスショットの99.9%は
 早振りに原因がある」


といったのは伝説のプロゴルファー、
ボビー・ジョーンズです。

これは絶対に忘れたくない言葉です。

ショットを打つ前に
毎回確認したいくらいです。

適度なリズムでスイングをできると
ショットが安定しますし飛距離も出ます。

では、、、どうすれば早振りを直せるのか?

小柄でも飛距離の出る宮里藍プロも
実践している方法があります。

ということで、今日は
「宮里藍プロに学ぶ飛距離を伸ばす方法」
をシェアします。


■宮里藍プロに学ぶ飛距離を伸ばす方法

「テークバックはできるだけゆっくりが良い」

といったのは「プロより強いアマチュア」と称された
中部銀次郎です。

宮里藍プロも正確なショットを打つために
ゆっくりテークバックを重視しています。

【動画】宮里藍プロのドライバーショット



なぜ、ゆっくりテークバックが良いのか?

テークバックをゆっくりすると、
次のメリットがあります。

・肩の回転でバックスイングができる
 (リズムが早いと腕を使ってクラブを上げてしまう)

腕の動きが少ない
腕の動きが少ないので、アドレスで構えた場所に
 インパクトでクラブが戻りやすく
 スイングの再現性が高い

・芯でボールを打ちやすい

・肩を充分にまわせるので飛距離が伸びる


などなど、、、

結果として「スイングが安定」し、
「飛距離が出る」というわけです。



■本当にゆっくりテークバックが有効なのか?

ゆっくりテークバックは
捻転が大きくなり飛距離が伸びます。

それを実感できる良いドリルがあります。

クラブがなくてもできるので
今、お試し下さい。


(1)椅子に座ってバックスイングをする

椅子に浅く座ります。

手はクラブを持ったつもりで
体の前でグリップの形をつくります。

下半身を止めた状態で
「早いリズム」でバックスイングをして
上半身だけトップを作って下さい。

椅子に座ると下半身の動きが制限されて
捻転を実感しやすくなります。

上半身の回転が大きいほど
捻転が大きく飛距離が伸びます。

個人差がありますが、
下半身を止めているので、
45度程度しか回転しないと思います。

早いバックスイングの場合
「どのくらい肩が回転しているか?」
を覚えておいて下さい。



(2)ゆっくりとテークバックをする

次にゆっくりと肩の回転を意識しながら
同じ動きをします。

今度はバックスイングの時に
右肩を後ろに引きます。

ゆっくりとテークバックの場合
「どのくらい肩が回転しているか?」
を確認して下さい。

早いリズムで「手をヒョイ」と上げたときより、
ゆっくりリズムで「肩を回した」方が

「すこし捻転が大きくなる」を体験できます。

肩は体の中でも大きなパーツです。

この大きなパーツは
急速に動かすのは難しいです。

また、ゆっくりとテークバックした方が
「腕を体の正面にキープ」しやすいです。

早いリズムでテークバックすると
腕が体の正面からはずれやすいです。

体の正面から腕が外れると
インパクトにむけて元にもどす必要がでてきます。

すると、スイングの再現性は落ちますし、
スイングのパワーもロスしてしまいます。


 * * *

バックスイングのリズムが早い方が
勢いがついて肩の回転が深くなりそうに感じるかもしれません。

以前は私もそう思っていました・・・


しかし、早いテークバックは

・肩の回転が不足してしまいます
・腕が体の正面から外れやすくなります

スイングの再現性がおち、飛距離も落ちます。

プロのテークバックが早いのは
毎日のようにクラブを振っているから可能なのです。

「ゆっくりと丁寧にテークバックしましょう」

・肩の回転が大きくなります
・腕が体の正面から外れにくくなります


スイングの再現性が高まり、飛距離も伸びます。

ぜひお試し下さい。




■追伸

調子が悪くなったら、
ゆっくりとスイングをしてみませんか?

「あなたに最適なリズム」でスイングすれば
飛距離も伸びますし、ショットも安定すると約束します。