スイングを始める前に、理想のスイングやボールの軌跡をイメージすることは
大切です。
理想のスイングをイメージすることで、自然にそのスイングに近づいていきま
す。
ジャック・ニクラウスは著書『ゴルフ・マイ・ウェイ』の中でこのテクニック
を使って史上最高のゴルファーになったと明かしています。
ニクラウスはショットの前に必ず、フォームのはじめから終りまでを心の中の
スクリーンに映写していたといいます。
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『練習の時でさえ、脳裏に鮮明な映像が流れてからでないと、私は絶対にクラ
ブを振らない。
それは、たとえるならカラー映像だ。
最初に私は飛ばしたい先を”見る”。鮮やかな緑の絨毯のど真ん中で、芝生の
上にちょこんと乗った真っ白なボールを。
それから、すばやく画面が切り替わって、わたしはそこへ至るボールの動きを
”見る”。
弾道、軌跡、形、着地後の跳ねかたまでも。
そしてフェードアウト。切り替わった画面には、さっき見た映像を現実化する
ためのスイングが映し出されるという寸法だ。』
ジャック・ニクラウス 著書『ゴルフ・マイ・ウェイ』より
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今は、プロスポーツ選手が本番前に、成功をイメージするのは常識です。
人間の脳は「実体験」と「想像の体験」の違いがわからないそうです。
ニクラウスは他のゴルファーが気づていない時に、「成功をイメージする」と
いうテクニックを使って史上最高のゴルファーになったのですね。
この方法はアマチュアにも有効なテクニックです。
では、イメージトレーニングをしてみましょう。
■ イメージトレーニング実践
今回は、アイアンショットのイメージトレーニングをします。
想像してください。
できるだけ、鮮明にイメージしてください。
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あなたは、今、いつも行くゴルフ場のミドルホールで、
セカンドショットを打とうとしています。
青空がひろがり、風は気持ちよい、そよ風、
フェアーウェイの真ん中、
ピンまで、150ヤード、
150ヤード先にピンのフラグが見えます。
芝の上にある、白いボールに対してアドレスします。
そして、リズム良くナイスショット!
ビシッ!という音とともに、
薄くターフが取れ、
ボールはピンに向かって真っ直ぐに飛んでいきます。
ボールはピンの5cm手前に落ち、スピンでキュッと止まります。
これで、このホールはバーディー確実です。
:
どうですか?
鮮明にイメージできましたか?
是非、ショット前にナイスショットをイメージする習慣を持ちましょう。
あなたも、ニクラウスの秘密のテクニックを実践しましょう。
【今回のポイント】
ニクラウスの秘密のテクニック
「練習の時も、本番も鮮明な成功イメージをしてからボールを打つ」