『え?ボールが木の根元にある!』

『こんなの打てないよ。ついてないなー!』


先日、友人とゴルフに行った時の話。

一緒にラウンドした友人のボールは
本当に素晴らしいショットで
フェアーウェイをまっすぐに飛んでいった。


そして、フェアーウェイの真ん中にある木の根元に
ボールは止まっていた。

その時の彼の言葉がこれです。

『こんなの打てないよ。ついてないなー!』

そこで集中力が乱れた彼は、
その後のショットでも”続けて”ミスをしました。


私たちゴルファーは、
こんな場面に何度も出会います。


・ナイスショットだったのに、
 ボールはディボット跡に止まっていた。

・ナイスショットだったのに、
 カート道路にはねてOBになった。

こんな「突然の不運」は、
プレーヤーの集中力を落とす原因になります。

集中力を保てば、リカバリーのチャンスは何度もあります。

大切なのは「不運」は誰にでもあることを理解し、
冷静にプレーをすることです。




球聖(きゅうせい)と呼ばれた伝説のゴルファー、
ボビー・ジョーンズはこう言っています。

『長い眼でみれば、結局「運」というものは、
平等公平なものだ』

 by ボビー・ジョーンズ


不運でナイスショットが木の根元にあることもあれば、
幸運でミスショットが木にあたり、OBを免れることもある。

長い期間、ゴルフをしていれば、幸運も不運も
同じ数だけ訪れるという意味です。


そして、ボビー・ジョーンズはこんなことも言っています。


『どんなラウンドでも、あとから考えると、
少なくとも1ストロークくらい節約できたと思える
ストロークが必ずあるものだ』

 by ボビー・ジョーンズ


不運を嘆かず、1ストロークを大切にするプレーヤーになりたいですね。

そうすれば、スコアも良くなり、
まわりに尊敬される良いプレーヤーになれるでしょう。