happygolf
FROM:アオイ
札幌の自宅より

「なぜ、一般ゴルファーもパット30以下を目指すべきなのか?」

という話をします。

読者さんからこんなメールをいただきました。

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80台半ばでラウンドするのですが
パット数が36を越えます。

これが悩みです。
何とか32くらいで収めたい。

80切り熱望。
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パットの重要性が伝わっていて嬉しいです。

80台半ばでパット数が36を超えているのは
多いですね。

できれば、、、

30以下を目指してほしいです。

熱望の80切りを達成できますよ。

ということで今日は
「パット数30以下を目指すべき3つの理由」
をシェアします。


■女子プロの平均パット数

18ホールを全部2パットであがると
パット数は「36」です。

だからといって
36で満足していませんか?

女子プロの平均パット数はこちら、

【平均パット数(1ラウンドあたり)トップ10】
(LPGA 2021年9月19日更新)

1位: 青木 瀬令奈 28.4900
2位: 勝 みなみ 28.5498
3位: 吉田 優利 28.6407
4位: 古江 彩佳 28.7304
5位: 森田 遥 28.8021
6位: 鈴木 愛 28.8230
7位: 柏原 明日架 28.8473
8位: 西村 優菜 29.0431
9位: 田辺 ひかり 29.1940
10位: 新海 美優 29.2105

さすが上位10名の選手は
平均パット数30を切っています。

「そりゃー、プロとアマは違うよー」

と思うかもしれませんが

彼女たちは試合での平均パット数が
30を切っています。

・私達より、強いプレッシャーのかかる優勝争いの中で

・私達より、はるかに難しいグリーンで

・私達より、はるかに高いパーオン率で

平均してパット数30を切っているのです。

たまに30を切るのではなく
平均というのがポイント。


■パット数「30以下」を目指すべき3つの理由

パットは筋力も体力も必要ありません。

一般ゴルファーだって
30以下を目指していいんです。

(というか、目指すべきなのです)

理由は3つあります。

・スコアが大幅にアップするから
・プロの試合に比べて優しいグリーンだから
・寄せワンでパット数を減らせるから

順番に説明します。


(1)スコアが大幅にアップするから

多くのゴルファーのスコアの4割はパットです。

誤解をおそれずにいうと
だいたいこんな感じです。

スコア100なら、パット40

スコア90なら、パット36

スコア80なら、パット32


パット数「29」になると
どうなるでしょうか?

単純にパット数を減らすと、、、

100(40) → 89(29)

 90(36) → 83(29)

 80(32) → 77(29)


スコア100の人はあこがれの80台達成!

スコア90の人は83。

あと少しミスショットを減らせば
夢の70台が見えてきます。

スコア80の人は77。

このあたりからスコアを縮めるのは
難しくなってきます。

いかがでしょうか?

パット数「30以下」を目指したくなりませんか?


(2)プロの試合に比べて優しいグリーンだから

アマチュアがラウンドするグリーンと
プロが試合をするグリーンは難易度が別物です。

プロが試合に使うグリーンは速いです。

アマチュアが通常ラウンドするグリーンは

プロの試合のグリーンに比べて
遅くて優しいグリーンです。

グリーンが遅いと
左右の曲がりも小さく
なりますし

繊細なタッチも要求されません

プロに比べてとっても楽な状況で
パットをしているわけです。


(3)寄せワンでパット数を減らせるから

女子プロのパーオン率はこちら

【パーオン率トップ10】
(LPGA 2021年9月19日更新)

順位 選手名 率(%) ラウンド数
1位 稲見萌寧 75.4224 108
2位 高橋彩華 74.9654 120
3位 植竹希望 74.8404 87
4位 イ・ミニョン 74.0741 108
5位 西郷真央 73.5931 115
6位 大山志保 73.4364 75
7位 岡山絵里 73.3931 111
8位 笠りつ子 72.9197 115
9位 穴井詩 72.6908 124
10位 ペ・ソンウ 72.6631 94

さすが上位選手のパーオン率は凄い。

72-75%というパーオン率です。

上位の選手じゃなくても
だいたい6割はパーオンします。

当然、

パーオンしているホールは
寄せワンをねらえません。

一般ゴルファーはというと

スコア90のゴルファーのパーオン率は
16.7%というデータがあります。

パーオンしないので
寄せワンを狙える回数が多いです。

グリーンが優しいので
アプローチで寄せるのも優しいです。

プロよりも優しいグリーンで
寄せワンの機会も多いので

寄せワンでパット数を減らしやすいのです。

 * * *

パット数「30以下」を目指すべき3つの理由

ご紹介しました。

長くなったのでまとめます。

(1)スコアが大幅にアップするから
(2)プロの試合に比べて優しいグリーンだから
(3)寄せワンでパット数を減らせるから


プロのように平均30以下を目指すのは
さすがに厳しいかもしれませんが

調子の良い日は「30を切る」というだけでも

ベストスコア更新のチャンスは
何倍にも増えますよ。

当然、平均スコアもアップします。

プロに比べて優しいグリーンで
パーオン率も低いからこそ

アマチュアだって30以下を目指せるのです。

アプローチの練習も
パット数を減らすために有効です。

参考になれば幸いです!




■追伸

最近ラウンドした
スコアカードを取り出し

計算してみてください。

もしあなたのパット数が29になったら

あなたのスコアは
どれほどよくなるでしょうか?


少しでもパットを上手くなりたいと
思ってもらえたなら

今回の記事を書いた苦労がむくわれます。

あなたが今以上にゴルフを楽しめますように!
応援しています!




■「ファーストパットの距離が長くて3パットが多い」と悩んでいる方へ

こちらで、アプローチの距離感を良くするシンプルな方法をご紹介しています。

寄せワンを増やせると大幅なスコアアップを期待できますし
アプローチが苦手なままでは、どんなにスイングが良くてもスコアはまとまりません。

「速効!ゴルフアプローチ上達術 V2.0」
http://www.secret-golf.com/RF/r_approach_a.htm